予防接種のご案内 予防接種のご案内

当院では一般の予防接種のほか、中学生以上のさいたま市公費負担の接種、海外赴任前の接種・感染症検査も可能です。
お支払いいただいてからのご予約となりますので、受付時間内に直接ご来院の上、ご予約をお願いいたします。

自費での予防接種

ワクチン名 料金(税込)
インフルエンザ 調整中
肺炎球菌 8,000円
麻疹風疹混合(MR) 9,000円
麻疹 6,000円
風疹 6,000円
水痘 6,000円
おたふくかぜ
(ムンプス)
6,000円
A型肝炎 6,000円
B型肝炎 6,000円
破傷風 4,000円

インフルエンザ

インフルエンザは、インフルエンザウイルスに感染することによって起こる病気です。38℃以上の発熱、頭痛、関節痛、筋肉痛、全身倦怠感等の症状が比較的急速に現れるのが特徴です。 併せて普通の風邪と同じように、のどの痛み、鼻汁、咳等の症状も見られます。インフルエンザは、かぜと比較すると子どもや妊婦、高齢者などは重症化しやすいと言われています。

肺炎球菌

肺炎球菌感染症とは、グラム陽性細菌の肺炎レンサ球菌(肺炎球菌)という細菌が感染して起こる病気です。この菌は、特に冬から春先にかけて、日本人高齢者の鼻や喉の約3~5%に常在しており、咳やくしゃみなどで飛沫感染します。肺炎球菌は自然宿主として、健康で体力がある状態であれば、肺炎球菌感染症を引き起こすことはありません。しかし、免疫力低下や体調不良の時に肺炎、敗血症、副鼻腔炎、気管支炎、中耳炎、髄膜炎等、重い合併症を引き起こすことがあります。健康であっても、高齢者が肺炎球菌に感染すると症状や合併症が重くなる傾向があります。 肺炎球菌に感染しやすいのは、5歳以下の乳幼児と65歳以上の高齢者です。

麻疹風疹混合(MR)

麻しん(はしか)は麻しんウイルスによって発生する急性の全身感染症です。感染力がとても強く、空気感染、飛沫感染、接触感染で広がります。主に、高い熱や全身の発疹、せき、鼻水、目の充血などの症状がでます。肺炎、中耳炎を合併しやすく、先進国であっても1,000人に1人が死亡すると言われています。
風疹は風疹ウイルスによって発生する急性の発疹性感染症です。ヒトからヒトへの飛沫感染により強い感染力を持ちます。
症状が現れない場合もあれば、重篤な合併症(脳炎など)を併発する場合もあります。

水痘

「水痘・帯状疱疹ウイルス」というウイルス感染することによって起こる病気です。。感染力がとても強いため、咳やくしゃみなどを通じた飛沫感染をはじめ、空気感染や接触感染によって広まる。子どもの場合、初期症状は発熱と発疹であることがほとんど。38度前後の熱が続く中、全身に紅斑(赤くて小さな発疹)がブツブツと現れ始める。この紅斑は胸やおなかを中心に、頭皮や足、顔、口の中と全身に広がるのが特徴。その後、1週間ほどかけて、強い痒みを伴う水膨れ、かさぶたへと変化していく。数日にわたって紅斑が次々と現れるため、紅斑や水膨れ、かさぶたが混在していることも多い。一方、大人の場合は、発疹の前から全身の倦怠感や発熱が見られることも。子どもと比較した場合、熱はより高くなり、発疹はより痒みが強くなることが多いといわれている。さらに重症化すると、脳炎や肺炎などを合併することもある。

おたふくかぜ(ムンプス)

おたふく風邪は正式には流行性耳下腺炎といい、感染力が強い疾患として知られている。唾液を分泌する耳下腺(耳の前から下に位置する)と顎下腺(顎の下に位置する)が腫れて痛み、熱が出る。原因となるのはムンプスウイルスで、特に幼児~小学校低学年くらいまでの小児に多く発症する。「子どもの時に発症すると軽症で済む」などといわれることがあるがこれは正確ではなく、小児でも合併症を引き起こし後遺症が残る可能性がある。発生し得る合併症は無菌性髄膜炎・膵炎・感音性難聴(ムンプス難聴)など。また思春期以降の男性は精巣炎、思春期以降の女性は卵巣炎などが挙げられる。

子宮頸がん

子宮頸がんの原因は、ほぼ100%がHPVというウイルスの感染であることが明らかになっています。 子宮頸がんの原因である発がん性HPVは、皮膚と皮膚(粘膜)の接触によって感染するウイルスで、多くの場合、性交渉によって感染すると考えられています。発がん性HPVは、すべての女性の約80%が一生に一度は感染していると報告があるほどとてもありふれたウイルスです。
HPVは100種類以上のタイプがあります。このうちの約15種類は子宮頸がんの原因となることが多いため、発がん性HPVと呼ばれています。 中でも、HPV 16型とHPV 18型と呼ばれる2種類は、子宮頸がんを発症している20~30代の女性の約70~80%から見つかっています。HPVにはハイリスク型とローリスク型があり、子宮頸がんを引き起こすのは発がん性HPVといわれるハイリスク型のみです。子宮頸がんになるまでには、通常、数年~十数年と長い時間がかかるので、定期的な子宮頸がん検診を受けていれば、がんになる前の状態(前がん病変)を発見し、治療することが可能です。
子宮頸がん予防ワクチンは、発がん性HPVの中でも特に子宮頸がんの原因として最も多く報告されているHPV16型と18型の感染を防ぐワクチンです。感染を防ぐために3回のワクチン接種で、発がん性HPVの感染から長期にわたってからだを守ることが可能です。

ツベルクリン反応

結核菌の感染について調べる検査です。結核菌の感染又はBCG接種歴がある場合に陽性となります。留学や医療関係の診断書で求められることがある検査です。

B型肝炎

B型肝炎ウイルス(HBV)は肝臓に感染して炎症(肝炎)を起こします。初期の症状として倦怠感、疲労感、食欲低下が1週間続いた後、典型的な症状として嘔気嘔吐、腹痛、黄疸(体が黄色くなること)が出現します。 場合によっては紅斑、関節痛、関節炎などの症状もあります。肝炎が持続すると慢性肝炎から肝硬変、さらには肝がん(肝細胞癌)へと進展する可能性があります。射針を感染者と共用した場合や、感染者と性行為をした場合などに感染することがあります。

破傷風

破傷風は破傷風菌が傷口から体内に侵入して増殖し、菌が産生する毒素によって筋肉のこわばりや呼吸障害、けいれんなどを引き起こす病気です。破傷風菌は土などの環境中に常に存在する細菌で、発症すると重症化することが多く、死亡する確率も高い病気です。
ワクチン(破傷風トキソイド)接種による予防効果が高い病気のため、近年では日本での新生児感染は見られませんが、1968年(昭和43年)以前に出生した年齢層では、定期接種に破傷風トキソイドが含まれていなかったため破傷風発症のリスクが高いと考えられています。

帯状疱疹ワクチン公費接種

2.接種期間

令和7年4月1日(火曜日)から令和8年3月31日(火曜日)まで

3.使用するワクチン

使用するワクチンは、生ワクチン、組換えワクチンの2種類があり、いずれか1種類を接種します。
各ワクチンは、接種回数や接種方法、接種スケジュール、接種条件、効果とその持続期間、副反応などの特徴が異なっています。
医師と相談の上、接種するワクチンをご検討ください。

ワクチンの特徴

生ワクチン 組換えワクチン
接種方法 皮下に接種 筋肉内に接種
接種回数と
間隔
1回 2回(2か月以上の間隔をあける)※
接種条件 病気や治療によって免疫の低下している方は接種不可 免疫の状態に関わらず接種可能

※病気や治療により、免疫の機能が低下したまたは低下する可能性がある方等は、医師が早期の接種が必要と判断した場合、接種間隔を1か月まで短縮できます。

帯状疱疹に対するワクチンの予防効果

生ワクチン 組換えワクチン
接種後
1年時点
6割程度 9割以上
接種後
5年時点
4割程度 9割程度
接種後
10年時点
7割程度

合併症の一つである、帯状疱疹後神経痛に対するワクチンの効果は、接種後3年時点で、生ワクチンは6割程度、組換えワクチンは9割以上と報告されています。

ワクチンの安全性

ワクチンを接種後に以下のような副反応がみられることがあります。
頻度は不明ですが、生ワクチンについては、アナフィラキシー、血小板減少性紫斑病、無菌性髄膜炎が、組換えワクチンについては、ショック、アナフィラキシーがみられることがあります。

主な副反応の発現割合

生ワクチン 組換えワクチン
70%以上 疼痛*
30%以上 発赤* 発赤*、筋肉痛、疲労
10%以上 そう痒感*、熱感*、腫脹*、疼痛*、硬結* 頭痛、腫脹*、悪寒、発熱、胃腸症状
1%以上 発疹、倦怠感 そう痒感*、倦怠感、その他の疼痛

*:ワクチンを接種した部位の症状
※上記の表は、各社の添付文書より厚生労働省が作成しています。

4.個人負担金

生ワクチン 5,000円
(税込み)
組換えワクチン 1回あたり
18,200円
(税込み)

個人負担金が免除される方(定期予防接種対象者のみ

定期予防接種の対象者のうち、次の1~3のいずれかに該当する方は、接種前に医療機関の窓口に証明書類を提示することで、個人負担金が免除されます。ただし、接種後の個人負担金の返金はできません。
なお、市外(県内)予防接種相互乗入れ接種協力医療機関では「3 ア・イ」は証明書類として使用できません。
各証明書類の見本は、こちらをご覧ください。

  • 1)生活保護世帯の方
    証明書類:生活保護受給証
  • 2)中国残留邦人等支援給付制度の受給者の方
    証明書類:本人確認証
  • 3)市民税非課税世帯(世帯全員が非課税)の方
    証明書類:次のア・イ・ウのいずれか
    • ア 介護保険料決定通知書または介護保険料納入通知書
      毎年7月に担当部署から65歳以上の方へ送付されます。市民税課税区分欄が「世帯 非課税」となっているものに限ります。
    • イ 後期高齢者医療限度額適用・標準負担額減額認定証
      ※後期高齢者医療限度額適用認定証では個人負担金は免除できません。
    • ウ 本市発行の無料券(上記ア・イの証明書類をお持ちでない方のみ)
      電子申請サービス、各区役所の保健センター窓口または郵送にて申請することができます。
      接種後に交付することはできませんので、必ず接種前にご申請ください。

上記「1.接種対象者」「2.接種期間」「3.使用するワクチン」「4.個人負担金」を満たしていない場合、接種料金は全額自己負担となります。

インフルエンザ予防接種

今シーズンは終了いたしました。 次回の更新をお待ちください

一般接種・集団接種のご案内(令和6年度)

  • 新型コロナワクチンとインフルエンザワクチンの同時接種は可能ですが、当院では誤接種防止の観点から実施しておりません。
    インフルエンザ以外のワクチンは、新型コロナワクチンとの同時接種は出来ません。互いに片方のワクチンを受けてから2週間後に接種可能となります。
  一般接種 集団接種
対象 今期は終了しました
実施日
時間
料金
予約
持ち物
注意事項

インターネット予約

※必ず対象区分を御確認の上、ご予約ください。
万が一対象以外のご予約があった場合には自動的にキャンセルさせていただきます。各ご予約枠は順次開放致します。

さいたま市高齢者インフルエンザ予防接種のご案内(令和6年度) 
※決まり次第ご案内いたします

さいたま市高齢者インフルエンザ予防接種
対象 接種日の時点でさいたま市に住民登録があり、次の①、②に該当する方
①65歳以上の方
②接種日時点で60歳以上65歳未満で、心臓・腎臓又は呼吸器等の機能に極度の障害(1級相当)を有する方。
実施日 ※決まり次第ご案内いたします。
料金 ※決まり次第ご案内いたします。
持ち物 保険証・本人確認書類・予防接種予診票
(さいたま市定期予防接種実施医療機関で事前にお受け取りください。)
注意事項 【接種費用が免除になる方】
接種対象者で下記のいずれかに該当する方は、免除対象確認書類を提示することにより無料で接種を受けることができます。(ただし、接種費用が無料となるのは接種期間内に1回のみです。)
※接種後の個人負担金の返金はできません。

  • 生活保護受給者(生活保護受給者証)
  • 市民税非課税世帯に属する者(世帯全員が非課税の方)
  • 中国残留邦人等支援給付制度の受給者(本人確認証)
【さいたま市以外にお住いの65歳以上の方】
お住いの市によって、接種料金が異なります。また、お住いの市所定の予診票の持参が必須となります。お忘れになると接種出来ませんので、ご注意ください。
詳しくはお住いの市町村へお問い合わせください。

海外渡航予防接種・感染症検査

海外では、命に関わる感染症にかかるリスクがあります。命を守るため、また感染症を持ち込まないためにも、国や地域によって必要な予防接種を受けることをおすすめします。また、入国の際に予防接種を受けたという証明書が必要な国や地域もありますので、事前にご確認ください。
必要な予防接種は、渡航先の国や地域とその状況、その方の年齢や健康状態等によって異なります。多くのワクチンが基礎接種完了までに複数回の接種が必要となります。ご出発までに余裕をもってご予約ください。国別の感染症情報等については、下のボタンからご参照ください。

厚生労働省検疫所FORTH
※渡航先によって、複数のワクチンを複数回接種する必要があります。渡航予定日の3~6か月前には、予防接種についてご相談ください。

予防接種の種類

ワクチン 価格/回
(税込)
接種回数
(推奨)
有効期間
A型肝炎 6,000円 3回 5~10年以上
B型肝炎 6,000円 3回 10年以上
破傷風 4,000円 3回 10年
狂犬病 18,700円 3回
日本脳炎 6,000円 3回 4年
麻疹 6,000円 2回 ほぼ永久的
MR(麻疹+風疹) 9,000円 2回 ほぼ永久的
おたふくかぜ
(ムンブス)
6,000円 2回 ほぼ永久的
水痘 6,000円 2回 ほぼ永久的
シングリックス 22,000円 2回 10年

A型肝炎

A型肝炎は食べ物から感染する病気で、アジア、アフリカ、中南米に広く存在します。
発症すると全身のだるさ、食欲不振、吐き気や嘔吐などを引き起こし、重症になると1か月以上の入院が必要となる場合がございます。
主に途上国に中・長期(1か月以上)滞在する人におすすめするワクチンで特に60歳以下の人は抗体保有率が低いため、接種をおすすめ致します。
ワクチンは2~4週間隔で2回接種します。6か月以上滞在するのであれば6か月目にもう1回接種すると約5年間効果が続くと言われています。

B型肝炎

以前は輸血や医療従事者の注射針による針刺し事故など血液を介した感染が問題とされていましたが、現在ではB型肝炎の母親から生まれる新生児期を中心とした感染と、性行為(唾液や体液の接触)を通じた感染の2つが主な原因となっています。渡航先での性交渉などの可能性がある人には接種をおすすめしています。
一般的に健康な成人の感染では、大体が一過性感染ですので、急性肝炎の経過をとるものと不顕性感染となるものがあり、いずれも終生免疫を得ます。
一過性感染例では急激な悪化により死亡する例(約2%)以外では、ほとんどの場合は、およそ3か月で肝機能が正常化し治ります。
ワクチンは4週間間隔で2回接種し、さらに、20~24週間後に1回接種します。

破傷風

破傷風菌は世界中の至る所に存在し、日本でも毎年患者が発生しています。
※主に30歳以上の成人の方が感染する可能性が高いと言われています。
破傷風はケガの傷口から感染するので、冒険旅行などでケガをする可能性のある人におすすめするワクチンです。特に、途上国では、ケガをしやすく、治療が遅れると命に関わることもございますので、接種をおすすめ致します。
破傷風ワクチンは3種混合ワクチン(ジフテリア、破傷風、百日せき)に含まれていますので、12歳の時に定期予防接種で破傷風・ジフテリアワクチンを受けていれば、20代前半位までは免疫がありますので、接種は不要になります。
30歳以上の人、または追加接種を受けていない人は、1〜3回の接種を受ける必要があります。
その後は、1回の追加接種で10年間有効な免疫がつきます。

狂犬病

狂犬病は、発病すればかなりの確率で発症後3日~5日で死亡する病気と言われています。
海外では、オセアニアなど一部の地域を除きイヌだけでなくキツネ、アライグマ、コウモリなどの動物に咬まれたり、傷口・目・口など粘膜を舐められたりすることで感染する危険性が高まります。
※日本では1957年以降、狂犬病の感染はないため、通常では狂犬病の予防処置は必要ありません。しかし、最近では2006年にフィリピンでイヌに咬まれて帰国後に発症し死亡したケースもございます。海外での長期滞在、特に研究者などで動物と直接接触し感染の機会の多い場合や、秘境や奥地などへの渡航ですぐに医療機関にかかることができない人には、おすすめするワクチンです。ワクチンは4週間隔で2回接種し、さらに6か月から12か月後に3回目を接種します。3回のワクチン接種後、6か月以内に咬まれた場合には咬まれた当日と3日後の2回の接種が必要です。また、6か月経過後に咬まれた場合には咬まれた当日、3日、7日、14日、30日、90日の6回のワクチン接種が必要となります。

日本脳炎

日本脳炎は、日本脳炎ウイルスを保有する蚊に刺されることによって起こるたいへん危険性の高い急性脳炎で、死亡率も高く、後遺症を残すことも多い病気です。
国内では蚊が活動する初夏~秋にかけて、関東より西の地域で発生することが多いです。
また、東アジアや東南アジア、南アジアでも日本脳炎が流行しているので、これらの国で感染する場合もあります。これらの流行地へ行く人にはおすすめするワクチンです。
ワクチンは1~4週間間隔で2回接種し、1年後追加接種を1回します(基礎免疫が完了)。基礎免疫の完了後は、1回の接種で4~5年間有効な免疫がつきます。

麻疹(はしか)

主に小児期に発症する感染力の強い全身性感染症で、合併症として肺炎、中耳炎などの頻度が多く、また脳炎や亜急性硬化性全脳炎など重症なものがあります。
麻疹は、多くの発展途上国、特にアフリカやアジアの一部では、いまでも頻繁にみられる疾患です。
現在は定期の予防接種で2回接種が行われています。
麻しんにかかったことがない方で、麻しんの予防接種を受けたことがない方や1回しか接種していない方、または予防接種を受けたかどうかがわからない方にワクチン接種をおすすめします。

風しん(三日ばしか)

風しんウイルスが感染者の飛まつ(唾液のしぶき)などによって他の人に感染します。
主な症状として発疹、発熱、リンパ節の腫れ(3つの主な症状)が認められます。3つの症状がそろわない人も多く、感染しても症状がでない人は約15~30%程度います。通常は自然に治りますが、まれに脳炎になったり、血小板という血液の成分が減少して、皮膚に紫斑が現れる人もいます。関節が痛くなる人もいます。
症状が出る前後の約1週間は、周りの人にうつす可能性があります。
先天性風疹症候群の発生率は、予防接種率が最低であるアフリカと東南アジアで、最高となっています。
風しんワクチンを受けていない方、風しんにかかったことがない方、どちらも不明な方は風しんの予防接種をご検討ください。
※妊娠期間中は予防接種を受けられません。

おたふくかぜ(ムンプス)

おたふく風邪は正式には流行性耳下腺炎といい、感染力が強い疾患として知られている。唾液を分泌する耳下腺(耳の前から下に位置する)と顎下腺(顎の下に位置する)が腫れて痛み、熱が出る。原因となるのはムンプスウイルスで、特に幼児~小学校低学年くらいまでの小児に多く発症する。「子どもの時に発症すると軽症で済む」などといわれることがあるがこれは正確ではなく、小児でも合併症を引き起こし後遺症が残る可能性がある。発生し得る合併症は無菌性髄膜炎・膵炎・感音性難聴(ムンプス難聴)など。また思春期以降の男性は精巣炎、思春期以降の女性は卵巣炎などが挙げられる。

ポリオ(急性灰白髄炎)

ポリオはポリオウイルスによって、急性の麻痺が起こる病気です。
ポリオが流行しているアフガニスタン、ナイジェリア、パキスタン、インドなどポリオが発生している国に渡航する人は追加接種を検討してください。
WHO(世界保健機関)では、患者が発生している国に渡航する場合には、以前にポリオの予防接種を受けていても、渡航前に追加の接種をおすすめしております。
特に、1975年(昭和50年)から1977年(昭和52年)生まれの人は、ポリオに対する免疫が低いことがわかっていますので、海外に渡航する場合は、渡航先が流行国でなくても、渡航前の追加接種を検討してください。

水痘

「水痘・帯状疱疹ウイルス」というウイルス感染することによって起こる病気です。。感染力がとても強いため、咳やくしゃみなどを通じた飛沫感染をはじめ、空気感染や接触感染によって広まる。子どもの場合、初期症状は発熱と発疹であることがほとんど。38度前後の熱が続く中、全身に紅斑(赤くて小さな発疹)がブツブツと現れ始める。この紅斑は胸やおなかを中心に、頭皮や足、顔、口の中と全身に広がるのが特徴。その後、1週間ほどかけて、強い痒みを伴う水膨れ、かさぶたへと変化していく。数日にわたって紅斑が次々と現れるため、紅斑や水膨れ、かさぶたが混在していることも多い。一方、大人の場合は、発疹の前から全身の倦怠感や発熱が見られることも。子どもと比較した場合、熱はより高くなり、発疹はより痒みが強くなることが多いといわれている。さらに重症化すると、脳炎や肺炎などを合併することもある。

ジフテリア

ジフテリアは、感染した患者の咳などにより、人から人に感染します。
ロシア、東ヨーロッパに長期間行く人におすすめするワクチンです。
ジフテリアワクチンは1968年(昭和43年)から始まった3種混合ワクチン(ジフテリア、百日せき、破傷風)に含まれています。(※3種混合ワクチンの製造は行われなくなり、順次販売が中止されていきます(厚生労働省健康局結核感染症課事務連絡:平成26(2014)年3月12日付)。
定期の予防接種で2種混合ワクチン(ジフテリア、破傷風)を12歳の時に受けていれば、20代前半くらいまでは免疫がありますので、それまでは接種は不要となります。
30歳以上の人、または追加接種を受けていない人は、1〜3回の接種を受ける必要があります。
その後は、1回の追加接種で10年間有効な免疫がつきます。
※人により接種方法が変わりますので、ご来院の上ご相談ください。

百日咳

百日咳は咳を主とした急性気道感染症で、百日咳菌という特殊な細菌が原因です。終生免疫(一度感染したら次はかからない)の感染症ではないため、風邪のように何度でも百日咳にかかる可能性があり、特に6か月未満の乳児が百日咳にかかると呼吸器不全など命に関わることがあります。

百日咳

百日咳は咳を主とした急性気道感染症で、百日咳菌という特殊な細菌が原因です。終生免疫(一度感染したら次はかからない)の感染症ではないため、風邪のように何度でも百日咳にかかる可能性があり、特に6か月未満の乳児が百日咳にかかると呼吸器不全など命に関わることがあります。

ポリオ(急性灰白髄炎)

ポリオはポリオウイルスによって、急性の麻痺が起こる病気です。
ポリオが流行しているアフガニスタン、ナイジェリア、パキスタン、インドなどポリオが発生している国に渡航する人は追加接種を検討してください。
WHO(世界保健機関)では、患者が発生している国に渡航する場合には、以前にポリオの予防接種を受けていても、渡航前に追加の接種をおすすめしております。
特に、1975年(昭和50年)から1977年(昭和52年)生まれの人は、ポリオに対する免疫が低いことがわかっていますので、海外に渡航する場合は、渡航先が流行国でなくても、渡航前の追加接種を検討してください。

破傷風

破傷風菌は世界中の至る所に存在し、日本でも毎年患者が発生しています。
※主に30歳以上の成人の方が感染する可能性が高いと言われています。
破傷風はケガの傷口から感染するので、冒険旅行などでケガをする可能性のある人におすすめするワクチンです。特に、途上国では、ケガをしやすく、治療が遅れると命に関わることもございますので、接種をおすすめ致します。
破傷風ワクチンは3種混合ワクチン(ジフテリア、破傷風、百日せき)に含まれていますので、12歳の時に定期予防接種で破傷風・ジフテリアワクチンを受けていれば、20代前半位までは免疫がありますので、接種は不要になります。
30歳以上の人、または追加接種を受けていない人は、1〜3回の接種を受ける必要があります。
その後は、1回の追加接種で10年間有効な免疫がつきます。

破傷風

破傷風菌は世界中の至る所に存在し、日本でも毎年患者が発生しています。
※主に30歳以上の成人の方が感染する可能性が高いと言われています。
破傷風はケガの傷口から感染するので、冒険旅行などでケガをする可能性のある人におすすめするワクチンです。特に、途上国では、ケガをしやすく、治療が遅れると命に関わることもございますので、接種をおすすめ致します。
破傷風ワクチンは3種混合ワクチン(ジフテリア、破傷風、百日せき)に含まれていますので、12歳の時に定期予防接種で破傷風・ジフテリアワクチンを受けていれば、20代前半位までは免疫がありますので、接種は不要になります。
30歳以上の人、または追加接種を受けていない人は、1〜3回の接種を受ける必要があります。
その後は、1回の追加接種で10年間有効な免疫がつきます。

ジフテリア

ジフテリアは、感染した患者の咳などにより、人から人に感染します。
ロシア、東ヨーロッパに長期間行く人におすすめするワクチンです。
ジフテリアワクチンは1968年(昭和43年)から始まった3種混合ワクチン(ジフテリア、百日せき、破傷風)に含まれています。(※3種混合ワクチンの製造は行われなくなり、順次販売が中止されていきます(厚生労働省健康局結核感染症課事務連絡:平成26(2014)年3月12日付)。
定期の予防接種で2種混合ワクチン(ジフテリア、破傷風)を12歳の時に受けていれば、20代前半くらいまでは免疫がありますので、それまでは接種は不要となります。
30歳以上の人、または追加接種を受けていない人は、1〜3回の接種を受ける必要があります。
その後は、1回の追加接種で10年間有効な免疫がつきます。
※人により接種方法が変わりますので、ご来院の上ご相談ください。

感染症検査

院では感染症検査を実施しています。
採血により抗体の有無(ワクチン接種の必要性)および現在の感染の状態を確認します。

  • A型肝炎抗体
  • B型肝炎抗体
  • 麻疹(はしか)抗体
  • 風疹(三日はしか)抗体
  • 流行性耳下腺炎(おたふく)抗体
  • 水痘(水ぼうそう)抗体

→ 抗体値が基準値を超えている場合は、予防接種が不要な場合があります。

  • B型肝炎抗原
  • C型肝炎抗体
  • HIV(エイズ)抗原抗体
  • 梅毒血清反応(TPHA/RPR)
  • PCR検査

→ 抗原・抗体の有無を調べ、現在罹患しているか否かを確認します