耳鼻咽喉科 耳鼻咽喉科

耳鼻咽喉科は、頭頸部(耳、鼻、喉、頭を含む)の病気の検査、診断、治療を行う診療科です。
耳の症状(耳の痛み、かゆみ、閉塞感、難聴、耳鳴り、めまいなど)、鼻の症状(アレルギー性鼻炎、副鼻腔炎、呼吸や嗅覚に影響を与える可能性のある病気)、のどの症状(嚥下困難、のどの痛み、扁桃炎、声の変化、口と喉の癌など)も耳鼻科で治療します。

こんな症状は耳鼻咽喉科にご相談ください。

  • 耳

    耳がかゆい、痛い
    耳だれが出る、たまる
    耳の聞こえが悪い
    耳鳴りがする

  • 鼻

    鼻づまり
    ニオイがしない
    鼻水が透明ではない
    鼻自体がにおう

  • のど

    咳や痰がよくでる
    のどに違和感を覚える
    血が混ざった痰がでる
    味覚にない

  • いびきをかく

    いびきをかく

  • 花粉症がある

    花粉症である

  • めまいがある

    めまいがする

器官別症状

  • 耳が痛い
    耳がかゆい
    耳だれがでる
    耳が塞がった感じの耳鳴り

  • 鼻がつまる
    鼻水がでる
    鼻血がでる
    くしゃみがでる
    臭いが感じない
    眉間やほほが痛い
    鼻自体が臭う

  • のど

    のどが痛い
    声がかすれる(嗄声)
    のどに違和感を覚える
    咳や痰がでる
    味を感じない
    痰に血が混じる
    いびきをかく

ドクターランドの耳鼻咽喉科検査の特徴

  • 鼻咽腔ファイバースコープ検査

    鼻咽腔ファイバー
    スコープ検査

    直径3-4mm程度とかなり細く痛みや違和感もそれほどないスコープを用いて、肉眼では見えにくかった隠れた部位の病変や小さな病変、粘膜表面の微妙な異常などを見つけることができる検査です。

  • 画像診断~

    画像診断

    外耳・中耳・内耳のある側頭骨のCTを行う検査です。
    中耳炎や外耳・内耳の奇形や外傷でも、難聴や耳鳴りは起こります。
    CTは、鼻・副鼻腔・咽頭の喉頭・頸部の病気を調べるためにも行います。

  • 聴力検査

    聴力検査

    難聴があるかどうか、および難聴の程度を調べます。
    ヘッドホーンを両耳にあて、125ヘルツから8,000ヘルツまでの7種類の高さの異なる音のきこえを左右別々に聞こえる最も小さな音の大きさを調べる検査です。

  • ティンパノメトリー

    ティンパノメトリー

    耳栓をして鼓膜に空気の圧力をかけることで滲出性中耳炎の有無や、鼓膜が凹んでいないか調べる検査です。検査の間はあくびや嚥下を我慢します。検査は片耳十数秒で終わります。

  • 平衡機能検査

    平衡機能検査

    平衡機能が三半規管や視覚、深部知(関節や筋肉などが備えている受容器の働きで、目を閉じているときでも手足の位置などがわかること)などを使って正しく働いているかどうかを調べる検査です。

  • 頭位変換眼振検査(めまいの検査)

    頭位変換眼振検査
    (めまいの検査)

    フレンツェル眼鏡を用いて、ある特定の方向に頭を動かすと、一時的にクルクル回る(回旋性)眼振が出現する良性発作性頭位めまい症であるか、急激に頭を前後や左右に動かしたときの眼の揺れを観察する検査です。

睡眠時無呼吸検査(簡易検査)

睡眠時無呼吸検査(簡易検査)
睡眠時無呼吸検査(簡易検査)

睡眠無呼吸症候群とは
睡眠中に呼吸が止まったり(無呼吸)、浅く・弱くなること(低呼吸)で睡眠が十分に取ることができず日常生活に障害を引き起こす疾患を睡眠時無呼吸症候群(sleep apnea syndrome=SAS)といいます。
睡眠無呼吸症候群になると日中に眠くなり、作業効率が低下、居眠り運転で事故を起すなど労働災害の原因にもなります。
SASの病態で最も多いのは、閉塞性睡眠時無呼吸症候群(OSAS)で上気道を睡眠中に塞がる又は、部分的に狭くなることで起こります。
OSASは、睡眠中は体が酸欠状態になり、全身にめぐらす酸素が少ないため心臓や血管に負荷がかかります。負担がかかった状態が長く続くと生活習慣の合併症を引き起こす可能性があります。
OSASは、治療を受けることで症状の改善が期待できる治療法が確立されています。
成人男性は約3~7%、女性では約2~5%に症状がみられます。
更に男性では40歳~50歳代が半数以上を占めます。一方で、女性では閉経後に増加します。

検査方法
睡眠障害、睡眠時無呼吸(睡眠時無呼吸症候群)の有無を調べるため、就寝時に簡易型ポリソムノグラフィー(睡眠評価装置)を着用する簡易的な検査です。
※ご自宅で行うことが可能な検査です。

花粉症の治療

花粉症を引き起こす原因は幾つもありますが、日本でよく見られるのがスギ花粉です。
関東地方では、毎年2月頃から飛び始めますので、その前には医療機関を受診すると良いでしょう。
当院では、花粉症の検査を行ったうえで、必要なお薬を処方しております。
花粉症を予防するためのアドバイスも行っておりますので、お気軽にご受診ください。
※当院では舌下免疫療法は行っておりません。

耳鼻咽喉科に関連する代表的な疾患

耳の代表的な疾患

  • 急性中耳炎

    急性中耳炎

    細菌などの病原体が鼓膜の奥に広がる中耳に感染して炎症が生じる病気です。
    風邪をひいた時などに、鼻の奥からつながる耳管を通じて鼻や喉にいた病原体が中耳内へと侵入して、感染を起こすことで炎症が生します。

  • 滲出性中耳炎

    滲出性中耳炎

    中耳炎の中で、音が聞こえにくくなる病気で弱い毒性の細菌や菌の内毒素によって起こります。症状は、難聴、耳の詰まった感じです。炎症反応が弱いために発熱、痛みを生じることは余りありません。

  • 外耳炎

    外耳炎

    外耳(鼓膜より外側にある耳介や外耳道)で起こる炎症です。症状は耳の痛みで、耳を引っ張ると痛みが増すことが多いです。発熱、リンパ節の腫れ、顎を動かしたときの耳の痛みなどの症状を伴うこともあります。

  • 突発性難聴

    突発性難聴

    原因不明で何の前触れもなく突然聞こえなくなったり突然発症する感音難聴です。朝に目が覚めて気づくような難聴が多くみられます。感音難聴は、内耳から脳に音がうまく伝わらない状態です。

  • 耳垢栓塞

    耳垢栓塞

    外耳道(耳の穴の中)を溜まった耳垢(みみあか)がふさいでいる状態です。聞こえが悪くなったり、耳に圧迫感を覚えたり、耳鳴りが発症したりします。
    耳垢栓塞が原因で外耳炎になることもあります。

  • メニエール病

    メニエール病

    主な症状がひどいめまいの病気です。耳鳴りや難聴を伴うこともあります。吐き気(強い嘔吐感)を覚えることもあります。

鼻の代表的な疾患

  • 急性副鼻腔炎

    急性副鼻腔炎

    副鼻腔の粘膜ねんまくに、風邪かぜのウイルスや細菌、アレルギーなどによって炎症が起こることです。
    副鼻腔で細菌が繁殖することで急性の炎症を起こし、更に副鼻腔内にうみがたまります。

  • 慢性副鼻腔炎

    慢性副鼻腔炎

    急性副鼻腔炎が慢性化して生じることが多い病気です。
    2~3か月以上副鼻腔炎の症状が続く(慢性化)と慢性副鼻腔炎と診断されます。
    炎症が長引くことで、副鼻腔の粘膜が腫れたり、副鼻腔の空洞に膿がたまります。
    鼻茸(はなたけ=鼻ポリープ)ができることもあります。
    再発しやすいという特徴があり、嗅覚障害が起こりやすい、喘息ぜんそくを併せ持つことが多くあります。

  • アレルギー性鼻炎

    アレルギー性鼻炎

    鼻水・鼻づまり・くしゃみなどの症状は、アレルゲンが鼻粘膜から侵入し免疫反応を起こすことによって、引き起こされる病気です。
    アレルギー性鼻炎には、通年性と季節性(特定の季節に症状が出るタイプ、いわゆる花粉症)があります。両方を合併していることもあります。

  • 花粉症

    花粉症

    植物の花粉(スギやヒノキなど)が原因で、アレルギー症状(くしゃみ・鼻水など)を引き起こす病気です。季節性アレルギー性鼻炎ともいいます。

のどの代表的な疾患

  • 急性咽喉頭炎

    急性咽喉頭炎

    風邪ウイルス(アデノウイルス、インフルエンザウイルス、コクサッキーウイルスなどなど)によって、のど(咽頭)の粘膜やリンパ組織に急性に生じる炎症です。
    最初の感染はウイルスだけだったとしても、その後は細菌感染になることもありますが、最初から細菌に感染することもあります。喉の痛み、発熱、リンパ腺の腫れ、嗄声(声がれ)などの症状を伴います。慢性化すると、痰が多くなります。耳の症状(耳閉感、難聴など)を伴うこともあります。

  • 扁桃炎

    扁桃炎

    ウイルスや細菌によって、扁桃腺に生じる炎症です。
    症状は、急な高熱や寒気、頭痛、全身の倦怠感、関節痛などがあらわれます。喉の痛みや耳の下から首にかけて腫れと痛みが出ます。
    若い年齢層(小さな子供を中心に30代くらいまで)によく見られる病気です。

  • 口内炎

    口内炎

    口の中(口内)の粘膜に生じる炎症の総称を口内炎といいます。
    口内のあらゆる粘膜(頬や唇の裏の粘膜、のど、舌など)にできる炎症で、生活の質を低下させる痛みや不快感を覚えます。

  • 嚥下障害

    嚥下障害

    上手く食べられない、飲み込めないという障害がある状態のことをいいます。摂食・嚥下障害ともいいます。

  • 声帯ポリープ

    声帯ポリープ

    声帯がうまく閉じず、振動も邪魔される声帯の膨らみ(ポリープ)ができることで、発声がしにくくなる病気です。
    ポリープは左右どちらか片方の声帯にできます。治療せずに長く放置したり、大きいポリープができるとポリープができてない側にも何らかの症状が現れます。

  • 口腔内乾燥

    口腔内乾燥

    唾液の分泌量が減少して、口の中が乾いた状態のことをいいます。
    口が乾いていると自覚する症状すべてを口腔内乾燥というので、唾液分泌の低下だけではありません。
    症状は口の中がネバネバする、ヒリヒリする、う蝕、歯垢の増加、口臭も強くなるなどいろいろあります。

  • 味覚障害

    味覚障害

    味を全く感じなくなったり、味を感じることが低下したりする症状をいいます。
    この障害は感じないだけではなく、何も食べてないのに苦味や塩味などを感じたり、何を食べてもまずく感じたりこともあります。
    原因は明らかになっていない点が多くあり、複数の要因で障害が発生しているケースもあります。

急性中耳炎

細菌などの病原体が鼓膜の奥に広がる中耳に感染して炎症が生じる病気です。
風邪をひいた時などに、鼻の奥からつながる耳管を通じて鼻や喉にいた病原体が中耳内へと侵入して、感染を起こすことで炎症が生します。

滲出性中耳炎

中耳炎の中で、音が聞こえにくくなる病気で弱い毒性の細菌や菌の内毒素によって起こります。症状は、難聴、耳の詰まった感じです。炎症反応が弱いために発熱、痛みを生じることは余りありません。

外耳炎

外耳(鼓膜より外側にある耳介や外耳道)で起こる炎症です。症状は耳の痛みで、耳を引っ張ると痛みが増すことが多いです。発熱、リンパ節の腫れ、顎を動かしたときの耳の痛みなどの症状を伴うこともあります。

突発性難聴

原因不明で何の前触れもなく突然聞こえなくなったり突然発症する感音難聴です。朝に目が覚めて気づくような難聴が多くみられます。感音難聴は、内耳から脳に音がうまく伝わらない状態です。

耳垢栓塞

外耳道(耳の穴の中)を溜まった耳垢(みみあか)がふさいでいる状態です。聞こえが悪くなったり、耳に圧迫感を覚えたり、耳鳴りが発症したりします。
耳垢栓塞が原因で外耳炎になることもあります。

メニエール病

主な症状がひどいめまいの病気です。耳鳴りや難聴を伴うこともあります。吐き気(強い嘔吐感)を覚えることもあります。

急性副鼻腔炎

副鼻腔の粘膜ねんまくに、風邪かぜのウイルスや細菌、アレルギーなどによって炎症が起こることです。
副鼻腔で細菌が繁殖することで急性の炎症を起こし、更に副鼻腔内にうみがたまります。

慢性副鼻腔炎

急性副鼻腔炎が慢性化して生じることが多い病気です。
2~3か月以上副鼻腔炎の症状が続く(慢性化)と慢性副鼻腔炎と診断されます。
炎症が長引くことで、副鼻腔の粘膜が腫れたり、副鼻腔の空洞に膿がたまります。
鼻茸(はなたけ=鼻ポリープ)ができることもあります。
再発しやすいという特徴があり、嗅覚障害が起こりやすい、喘息ぜんそくを併せ持つことが多くあります。

アレルギー性鼻炎

鼻水・鼻づまり・くしゃみなどの症状は、アレルゲンが鼻粘膜から侵入し免疫反応を起こすことによって、引き起こされる病気です。
アレルギー性鼻炎には、通年性と季節性(特定の季節に症状が出るタイプ、いわゆる花粉症)があります。両方を合併していることもあります。

花粉症

植物の花粉(スギやヒノキなど)が原因で、アレルギー症状(くしゃみ・鼻水など)を引き起こす病気です。季節性アレルギー性鼻炎ともいいます。

急性咽喉頭炎

風邪ウイルス(アデノウイルス、インフルエンザウイルス、コクサッキーウイルスなどなど)によって、のど(咽頭)の粘膜やリンパ組織に急性に生じる炎症です。
最初の感染はウイルスだけだったとしても、その後は細菌感染になることもありますが、最初から細菌に感染することもあります。喉の痛み、発熱、リンパ腺の腫れ、嗄声(声がれ)などの症状を伴います。慢性化すると、痰が多くなります。耳の症状(耳閉感、難聴など)を伴うこともあります。

扁桃炎

ウイルスや細菌によって、扁桃腺に生じる炎症です。
症状は、急な高熱や寒気、頭痛、全身の倦怠感、関節痛などがあらわれます。喉の痛みや耳の下から首にかけて腫れと痛みが出ます。
若い年齢層(小さな子供を中心に30代くらいまで)によく見られる病気です。

口内炎

口の中(口内)の粘膜に生じる炎症の総称を口内炎といいます。
口内のあらゆる粘膜(頬や唇の裏の粘膜、のど、舌など)にできる炎症で、生活の質を低下させる痛みや不快感を覚えます。

嚥下障害

上手く食べられない、飲み込めないという障害がある状態のことをいいます。摂食・嚥下障害ともいいます。

声帯ポリープ

声帯がうまく閉じず、振動も邪魔される声帯の膨らみ(ポリープ)ができることで、発声がしにくくなる病気です。
ポリープは左右どちらか片方の声帯にできます。治療せずに長く放置したり、大きいポリープができるとポリープができてない側にも何らかの症状が現れます。

口腔内乾燥

唾液の分泌量が減少して、口の中が乾いた状態のことをいいます。
口が乾いていると自覚する症状すべてを口腔内乾燥というので、唾液分泌の低下だけではありません。
症状は口の中がネバネバする、ヒリヒリする、う蝕、歯垢の増加、口臭も強くなるなどいろいろあります。

味覚障害

味を全く感じなくなったり、味を感じることが低下したりする症状をいいます。
この障害は感じないだけではなく、何も食べてないのに苦味や塩味などを感じたり、何を食べてもまずく感じたりこともあります。
原因は明らかになっていない点が多くあり、複数の要因で障害が発生しているケースもあります。

小児耳鼻咽喉科

お子様は、大人よりも耳鼻咽喉科領域の疾患にかかりやすく、何度も繰り返し病気を発症することもよく見られます。鼻とのどだけでなく、耳と咽頭も耳管によって繋がっていますので、例えば鼻かぜをひいたときなど、鼻から侵入した細菌やウイルスが耳に入り込み、中耳炎に罹ったりするケースも非常に多く見られます。
小児耳鼻咽喉科は、お子様の成長過程でよく起こりうる中耳炎やアレルギー性鼻炎、副鼻腔炎、咽頭炎、気管支炎、喘息などの治療を専門的に行う診療科です。

お子様に多い症状

耳の症状

  • 耳の辺りをしきりに気にする
  • 耳の痛みをうったえてくる
  • 耳が詰まっているようだ
  • 聞こえが悪いようだ(呼びかけても返事をしない)
  • 耳鳴りがするようだ
  • 耳垂れがある

鼻の症状

  • 鼻水、鼻づまりが続いている
  • 何度も鼻血が出る
  • くしゃみが止まらない
  • イビキをかいている

喉の症状

  • 喉に痛みがある
  • 咳が長引いている
  • 痰が出てくる
  • 声がかすれてきた
  • 喉に違和感があるようだ