AGA治療薬として処方される「デュタステリド」と「フィナステリド」。どちらもDHTの生成を抑えてAGAの進行を食い止める薬ですが、「どっちが効くの?」「自分にはどちらが合うの?」と迷っている方は多いのではないでしょうか。
当サイトは医療機関(ドクターランド大宮)が運営するAGA情報メディアです。この記事では、デュタステリドとフィナステリドの違いを臨床データに基づいて徹底比較します。効果には個人差があります。必ず医師の診察を受けてから使用してください。
結論からお伝えすると、デュタステリドはフィナステリドの約1.6倍の効果があるとされています。ただし効果が強い分、副作用リスクもやや高く、半減期も長いのが特徴です。この記事では両剤の違いを徹底比較し、症状別の選び方まで解説します。
- デュタステリドとフィナステリドの作用機序・効果・副作用の違い
- デュタステリドの方が効果が強い理由(1型+2型vs2型のみ)
- 症状別の選び方とおすすめクリニック5選
デュタステリドとフィナステリドの違い一覧
まずはデュタステリドとフィナステリドの基本的な違いを比較表で確認しましょう。
| 比較項目 | デュタステリド | フィナステリド |
|---|---|---|
| 先発薬名 | ザガーロ | プロペシア |
| 阻害する酵素 | 5α還元酵素 1型+2型 | 5α還元酵素 2型のみ |
| DHT抑制率 | 約90%以上 | 約70% |
| 効果の強さ | フィナステリドの約1.6倍 | 基準 |
| 半減期 | 3〜5週間 | 6〜8時間 |
| 国内承認 | 2015年承認(AGA) | 2005年承認(AGA) |
| 推奨度 (日本皮膚科学会) | 推奨度A | 推奨度A |
| 主な副作用 | 性欲減退・ED・肝機能障害 | 性欲減退・ED・肝機能障害 |
| 副作用発現率 | やや高め(約11%) | 低い(約5%) |
| 女性の使用 | 禁忌 | 禁忌 |
| 献血制限 | 服用中止後6ヶ月 | 服用中止後1ヶ月 |
※上記は2026年3月時点での調査に基づく情報です
最大の違いは阻害する5α還元酵素の種類です。フィナステリドが2型のみを阻害するのに対し、デュタステリドは1型と2型の両方を阻害します。日本皮膚科学会「男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン2017年版」では、フィナステリド内服・デュタステリド内服ともに推奨度A(行うよう強く勧める)に分類されています。デュタステリドの方がDHTをより強力に抑制でき、高い治療効果が得られるとされています。
効果の違い:デュタステリドの方が強い理由
デュタステリドがフィナステリドより効果が高い最大の理由は、5α還元酵素の1型と2型の両方を阻害する点にあります。
5α還元酵素の1型と2型の違い
AGA(男性型脱毛症)の原因物質であるDHT(ジヒドロテストステロン)は、テストステロンが5α還元酵素の作用を受けて生成されます。この5α還元酵素には1型と2型があります。
- 1型:全身の皮脂腺に広く分布(頭皮の皮脂腺にも存在)
- 2型:前頭部・頭頂部の毛乳頭に多く分布
フィナステリドは2型のみをブロックしますが、デュタステリドは1型と2型の両方をブロックするため、DHTの生成をより広範囲かつ強力に抑えることができます。臨床試験では、デュタステリドの血中DHT抑制率は約90%以上と報告されており、フィナステリドの約70%を大きく上回ります。
臨床試験データでの比較
国際的な臨床試験(ARIA試験)において、デュタステリド0.5mgとフィナステリド1mgを24週間投与した結果、デュタステリド群の方が毛髪数の増加が約1.6倍多かったと報告されています。具体的には、デュタステリド群では直径2.54cm円内の毛髪数が平均+89.6本増加したのに対し、フィナステリド群は+56.5本でした。
特に、フィナステリドで十分な効果が得られなかった患者がデュタステリドに切り替えた場合に、改善が見られたという報告も複数あります。そのため、フィナステリドでの治療効果に満足できない場合の「切り替え先」としても注目されています。
効果発現までの期間
効果を実感するまでの期間は、どちらも3〜6ヶ月が目安です。ただし、デュタステリドは半減期が3〜5週間と非常に長いため、体内に安定した血中濃度が確立されるまで時間がかかります。焦らず6ヶ月以上の継続が重要です。
副作用の違いとリスク
デュタステリドとフィナステリドの副作用の種類は共通していますが、発現率に差があります。
共通する副作用
どちらもDHTを抑制する薬のため、以下の副作用が報告されています。
- 性欲減退
- 勃起不全(ED)
- 射精障害
- 肝機能障害
- 乳房の腫れ・痛み
副作用発現率の比較
デュタステリドの副作用発現率は臨床試験で約11%と報告されており、フィナステリドの約5%と比較するとやや高くなっています。これは、デュタステリドがより強力にDHTを抑制するためと考えられています。
ただし、多くの場合は軽度で、服用を継続するうちに改善したり、中止すれば消失します。重篤な副作用は極めてまれですが、異常を感じた場合はすぐに処方医に相談してください。性機能に関する副作用が出た場合、デュタステリドからフィナステリドへの変更で改善するケースもあります。
半減期の違いに注意
デュタステリドの半減期は3〜5週間と、フィナステリドの6〜8時間と比べて圧倒的に長いのが特徴です。これは以下の点で注意が必要です。
- 献血制限:デュタステリドは服用中止後6ヶ月間献血不可(フィナステリドは1ヶ月)
- 副作用が出た場合:中止しても体内からの消失に時間がかかる
- 将来子どもを望む場合:計画的な中止が必要
このように、デュタステリドの方が効果も副作用リスクも「やや上」と理解しておきましょう。
どっちを選ぶべき?症状別の選び方
「結局、自分にはどちらが合っているの?」という疑問にお答えするため、症状やニーズ別の選び方を解説します。
フィナステリドがおすすめの人
- AGA治療を初めて始める方:副作用リスクが低いため、ファーストラインに最適
- 薄毛の進行が軽度〜中程度の方:十分な効果が期待できる
- 副作用が気になる方:発現率が低く、半減期も短い
- 費用を抑えたい方:デュタステリドより安価に処方してもらえる
- 近い将来、子どもを望む方:中止後1ヶ月で体内から消失
デュタステリドがおすすめの人
- フィナステリドで効果が不十分だった方:切り替えで改善する可能性あり
- AGAの進行が中程度〜重度の方:より強力なDHT抑制が必要
- 前頭部(生え際)の薄毛が顕著な方:1型酵素も阻害するため前頭部への効果が期待できる
- より高い治療効果を求める方:1.6倍の効果を活かしたい
切り替えのタイミング
一般的には、まずフィナステリドから治療を開始し、6〜12ヶ月間使用しても十分な効果が得られない場合にデュタステリドへの切り替えを検討します。自己判断での切り替えは避け、必ず医師に相談してください。
オンライン診療での切り替えは比較的スムーズです。現在のフィナステリド服用状況を医師に伝え、治療経過の写真があれば共有すると、より的確な判断を受けられます。切り替え後は1〜3ヶ月で初期脱毛が起きることがありますが、これは薬が効いている証拠であり、通常2〜3ヶ月で落ち着きます。
デュタステリド・フィナステリドが安いおすすめクリニック5選
デュタステリドとフィナステリドの両方を扱っているクリニックを厳選しました。料金の安さとサービスの質を比較してご紹介します。
| クリニック名 | フィナステリド | デュタステリド | 診察料 | 送料 | 特徴 |
|---|---|---|---|---|---|
| DMMオンラインクリニック 公式サイト | 月2,097円 | 月3,117円 | 無料 | 550円 | 低価格帯・最短当日発送 |
| クリニックフォア 公式サイト | 月3,412円 | 月6,919円 | 1,650円 | 550円 | 初診からオンライン対応 |
| Oops 公式サイト | 月4,675円 | 要問合せ | 無料 | 500円 | 20〜30代向け・LINEで完結 |
| AGAヘアクリニック 公式サイト | 月3,600円 | 月8,000円 | 無料 | 520円 | 毛髪診断士在籍・対面も可 |
| AGAスキンクリニック 公式サイト | 月3,700円 | 要問合せ | 無料 | 無料 | 全国60院以上・実績豊富 |
※料金は全て税込
※上記は2026年3月時点での調査に基づく情報であり、最新の料金は各クリニックの公式サイトでご確認ください
DMMオンラインクリニック

DMMオンラインクリニックは、フィナステリドが月額2,097円(税込)、デュタステリドが月額3,117円(税込)と低価格帯で処方を受けられます。診察料は無料で、送料550円のみの追加負担です。
DMMグループの信頼性に加え、最短当日発送に対応しているスピード感が魅力です。平日は22時まで診療を受け付けており、仕事終わりでも気軽に受診できます。
まとめ買い(3ヶ月・6ヶ月分)でさらに割引が適用されるため、長期治療のコストを最小限に抑えたい方に最適です。フィナステリドから始めて、必要に応じてデュタステリドに切り替えるプラン変更も簡単に行えます。
とにかくコストパフォーマンスを重視したい方は、まずDMMオンラインクリニックでの無料相談がおすすめです。
クリニックフォア

クリニックフォアは、フィナステリドが月額3,412円(税込)、デュタステリドが月額6,919円(税込)で処方を受けられます。初診からオンライン診療に対応しており、東京・大阪に実店舗もあるハイブリッド型のクリニックです。
AGA治療の実績が豊富で、患者一人ひとりの状態に合わせた治療提案を行っています。フィナステリドとデュタステリドの切り替え相談にも丁寧に対応してもらえるため、「今の薬で効果が出ているか不安」という方にも安心です。
別途診察料1,650円と送料550円がかかりますが、定期配送なら薬代15%OFFになります。継続治療が前提のAGA治療において、ランニングコストを抑えられるのは大きなメリットです。
信頼性と利便性を両立させたい方におすすめのクリニックです。
Oops(ウープス)

Oopsは、20〜30代の若い男性をターゲットにしたオンラインAGA治療サービスです。フィナステリドは月額4,675円(税込)から始められます。診察料無料、送料500円というシンプルな料金体系です。
LINEで予約から薬の配送まで完結する手軽さが最大の特徴で、クリニックに通う時間がない忙しい方にぴったりです。AGA治療薬とわからないデザイン性の高いパッケージで届くため、プライバシーも守られます。
AGAが気になり始めた初期段階の方がフィナステリドでスタートするのに適したクリニックです。価格よりも手軽さやプライバシーを重視する若い世代に支持されています。
デュタステリドの取り扱いについては公式サイトで最新情報をご確認ください。
AGAヘアクリニック

AGAヘアクリニックは、AGA専門の毛髪診断士が在籍するクリニックです。フィナステリドが月額3,600円(税込)、デュタステリドが月額8,000円(税込)で処方を受けられます。
秋葉原と大宮に実店舗があり、対面とオンラインの両方で診療を受けられます。マイクロスコープを使った頭皮の状態チェックを行い、フィナステリドとデュタステリドのどちらが適しているかを医師が的確にアドバイスしてくれます。
カウンセリングは無料で、治療を始める前に十分な説明を受けられます。初めてのAGA治療で不安が大きい方や、対面でしっかり相談してから薬を決めたい方におすすめです。
薬の切り替え相談にも柔軟に対応してもらえるため、フィナステリドからデュタステリドへの切り替えを検討している方にも適しています。
AGAスキンクリニック

AGAスキンクリニックは、全国60院以上を展開する国内最大級のAGA専門クリニックです。フィナステリドは月額3,700円(税込)で処方可能です。送料無料で薬が届きます。
長年の治療実績と膨大な症例データをもとに、個々の薄毛の進行度に応じた最適な治療プランを提案してもらえます。内服薬だけでなく、メソセラピーや植毛といった発毛治療にも対応しているため、症状が進行した場合のステップアップ治療も可能です。
全国に院があるため、転居があっても同じクリニックで継続治療ができる安心感があります。重度のAGAで総合的な治療メニューから選びたい方に向いています。
デュタステリドの料金については、症状に応じた提案になるため公式サイトでご確認ください。
よくある質問
- デュタステリドとフィナステリドを併用できますか?
基本的に併用はしません。どちらも5α還元酵素を阻害する同系統の薬のため、併用しても効果が上乗せされるわけではなく、副作用リスクが増すだけです。どちらか一方を選んで服用します。
- フィナステリドからデュタステリドに切り替える場合、休薬期間は必要ですか?
一般的に休薬期間を設ける必要はなく、フィナステリドの服用をやめた翌日からデュタステリドに切り替えることが可能です。ただし、必ず医師の指示に従ってください。
- ジェネリック薬はありますか?
はい、どちらもジェネリック医薬品が発売されています。フィナステリドは先発薬プロペシアのジェネリックが多数あり、デュタステリドもザガーロのジェネリックが2020年以降に登場しています。オンラインクリニックではジェネリックが処方されるため安く入手できます。
- デュタステリドは前頭部(生え際)にも効きますか?
はい。デュタステリドは5α還元酵素の1型も阻害するため、前頭部の薄毛にも効果が期待できます。フィナステリドで生え際の改善が不十分だった場合、デュタステリドへの切り替えで効果が現れることがあります。
- どちらの薬もずっと飲み続ける必要がありますか?
はい、AGAは進行性の疾患のため、効果を維持するには継続的な服用が必要です。服用をやめると半年〜1年で治療前の状態に戻ることが多いため、長期的な治療を前提に検討しましょう。
まとめ
デュタステリドやフィナステリドの処方について、以下の記事もあわせてご覧ください。
デュタステリドとフィナステリドは、どちらもDHTの生成を抑制するAGA治療薬ですが、デュタステリドは1型+2型の5α還元酵素を阻害するため、フィナステリドの約1.6倍の効果があるとされています。一方で、副作用発現率はやや高く、半減期が3〜5週間と長い点に注意が必要です。
初めてのAGA治療にはフィナステリドがおすすめです。副作用リスクが低く費用も抑えられるため、まずはフィナステリドから始めて、6〜12ヶ月で効果が不十分な場合にデュタステリドへの切り替えを検討するのが一般的な治療戦略です。
どちらの薬が自分に合っているか迷う場合は、まず無料カウンセリングを活用して医師に相談しましょう。オンライン診療なら自宅から手軽に相談できます。
参考文献
- 日本皮膚科学会「男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン 2017年版」
- ザガーロカプセル 添付文書(グラクソ・スミスクライン株式会社)
- プロペシア錠 添付文書(MSD株式会社)
- Gubelin Harcha W, et al. “A randomized, active- and placebo-controlled study of the efficacy and safety of different doses of dutasteride versus placebo and finasteride in the treatment of male subjects with androgenetic alopecia.” J Am Acad Dermatol. 2014;70(3):489-498.
なお、AGA治療ではフィナステリドやデュタステリドに加え、ミノキシジル外用・内服を併用するケースもあります。ミノキシジル内服薬は国内未承認であり、日本皮膚科学会のガイドラインでは推奨度D(行うべきではない)に分類されています。使用する場合は必ず医師の管理下で行ってください。
※この記事は2026年3月時点の情報に基づいて作成しています。料金・治療内容等は変更される場合がありますので、最新情報は各クリニックの公式サイトでご確認ください。


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